104hero〜詩を書く人〜

104heroがつらつらと詩を乗っけていきます。

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

水辺の二人 〜マグリットプランⅣ〜

青空の下を 二人は歩いていた 雲の形を 話題にしながら 池の近くには 白いアパートメント 灯火が 水面に映り ゆふらりら 暗闇の中から 突き出た 一本の木は 地上の親愛には なんの関心もなく 青空に憧れるばかり その先にあるものは・・・ 誰も知らない 灯火…

鳥を飼う男 〜マグリットプランⅢ〜

出かけることだけは 決まっているんだ でも どこに行くかは 鳥たちに聞いてくれ 歓迎された ライオン ライオンに 気づかぬ 鳥たち オレだけが おろおろしている いざとなれば カバンの中から、 いや 最後の手段は 口にするまい 沈黙こそが 唯一の調和 さ 「…

青空とともに 〜マグリットプランⅡ〜

城が消えていった海にも 夜が来た たとえ疲れ果てていても 彼には 昼も夜もない 夕暮れも夜明けもない そこまでする理由は ただ一つ 「待っているから」 どこにいるかは わからないけれど 「待っているはずだから」 夜空は彼を讃えて その姿かたちに 自らを…

カラー

草原のグリーン 空のブルー 太陽のオレンジ 混ぜる ブラック ニンゲン

ピレネー城 〜マグリットプランⅠ〜

砂浜で見つけた小石 すべすべしてて 心地よくて しばらく掌で遊んでた 空に向かって ほうりなげれば 空に浮かぶ岩石に なるのかなあ 太陽に向けて ほうりなげれば 日蝕が吐き出す 輝きのシルエットが だいたい 千二百秒くらい たったころ この小石は 自分だ…

アナタとワタシ

ソラが目を閉じた時 夜の街は目覚める ソラが作り出す暗闇の中で 街の明かりをあてにした アナタとワタシ 今日が終わるまで 明日を語り合う そして 夜の街が眠りにつくころ アナタとワタシは アオイソラ に溶けてゆく

今日の夕陽がさみしくて

今日の夕陽がさみしくて 小さなハーモニカ吹いている 震える空気をひっかいて あなたの気持ちを奏でてる 誰もいないジャングルジムに 真っ赤な恐竜降りてきた 小さな鈴を腰につけ あなたを見つめて涙ぐむ 真っ赤でさみしい夕焼け空は 錆びた鉄塔がよく似合う…

初ブログ!

104heroです!詩を書いています。ここでは自作の発表を軸に、短歌なども挙げていきたいとおもいます。自分で撮った写真に詩や短歌を乗っけたりもしますよ。 SNSはやってますが、詩メインのスペースを持ちたくなってここにやってきました。すごーく昔似たよう…