104hero〜詩を書く人〜

104heroがつらつらと詩を乗っけていきます。

Color Variation

「Color Variation」 UFOを呼べると信じている少年は あなたと同じ瞳の色だった 曇り空の向こうからやってきた青い鳥は 人類の幸福なんて気にしてない 機械の音がボクを未来に押し出して 昨日までの全てを冷凍させる ここが世界の中心ならば どの道を進めば…

jupter hierophany

「jupter hierophany」 木星に おける 聖なる ものの 顕現 彼は針をなくした時計の下で うつむいてます あの日から太陽は 凍りついたままだから ガニメデの気まぐれを 数えていこう エウロパのときめきも 数えていこう イオの3番目のラッパが なったら合図だ…

薔薇の小径

「薔薇の小路」 捻転するトルネード 薔薇の花びらはもう 遠心力に押しつぶされて エッセンスだけになっている それは柔らかな歴史のメリーゴーランド それはカオスを生むスパイラル 香りだけが主張する薔薇の 色や形は全て渦の中 薔薇の小径は今日もいざなっ…

トライアングルアイ 〜手塚計画3〜

わたしたちよりひとつ多い目は なんでも見えると思うでしょう でも アカルイアシタが見たくても 悲しいや苦しいが見えてしまう みんなとひとつ チガウだけ みんながあっちで 笑ってる わたしたちよりひとつ多い目で 見ることのできないその笑顔 アカルイミラ…

朝だから朝焼けだと決めつけるにはまだ早いと密かに想う男を追いかけて ~手塚計画2~

誰もいない一本道を いつも独りで歩いてきた 振り返ることは もう忘れた JAZZのように 歩かなくなってから どれくらい経ったか わからない Swingもしない8beetで 歩いてゆく男 (彼は ) (不本意ながら ) (黒いマントを ) (なびかせてます)彼は 自分だ…

アトムが見た夢 ~手塚計画1~

誰かがボクの頬に 雫を垂らす 眼を開けなくてもわかる そのカナシミ (カガクノチカラ )でも本当にカガクが カナシミにカテルのかは わからない ボクのカラダに電気が走り (ビリビリと) (ピカピカと) (ウィィンと) 大きな力を授かりました でも すべ…

水辺の二人 〜マグリットプランⅣ〜

青空の下を 二人は歩いていた 雲の形を 話題にしながら 池の近くには 白いアパートメント 灯火が 水面に映り ゆふらりら 暗闇の中から 突き出た 一本の木は 地上の親愛には なんの関心もなく 青空に憧れるばかり その先にあるものは・・・ 誰も知らない 灯火…

鳥を飼う男 〜マグリットプランⅢ〜

出かけることだけは 決まっているんだ でも どこに行くかは 鳥たちに聞いてくれ 歓迎された ライオン ライオンに 気づかぬ 鳥たち オレだけが おろおろしている いざとなれば カバンの中から、 いや 最後の手段は 口にするまい 沈黙こそが 唯一の調和 さ 「…

青空とともに 〜マグリットプランⅡ〜

城が消えていった海にも 夜が来た たとえ疲れ果てていても 彼には 昼も夜もない 夕暮れも夜明けもない そこまでする理由は ただ一つ 「待っているから」 どこにいるかは わからないけれど 「待っているはずだから」 夜空は彼を讃えて その姿かたちに 自らを…

カラー

草原のグリーン 空のブルー 太陽のオレンジ 混ぜる ブラック ニンゲン

ピレネー城 〜マグリットプランⅠ〜

砂浜で見つけた小石 すべすべしてて 心地よくて しばらく掌で遊んでた 空に向かって ほうりなげれば 空に浮かぶ岩石に なるのかなあ 太陽に向けて ほうりなげれば 日蝕が吐き出す 輝きのシルエットが だいたい 千二百秒くらい たったころ この小石は 自分だ…

アナタとワタシ

ソラが目を閉じた時 夜の街は目覚める ソラが作り出す暗闇の中で 街の明かりをあてにした アナタとワタシ 今日が終わるまで 明日を語り合う そして 夜の街が眠りにつくころ アナタとワタシは アオイソラ に溶けてゆく

今日の夕陽がさみしくて

今日の夕陽がさみしくて 小さなハーモニカ吹いている 震える空気をひっかいて あなたの気持ちを奏でてる 誰もいないジャングルジムに 真っ赤な恐竜降りてきた 小さな鈴を腰につけ あなたを見つめて涙ぐむ 真っ赤でさみしい夕焼け空は 錆びた鉄塔がよく似合う…

初ブログ!

104heroです!詩を書いています。ここでは自作の発表を軸に、短歌なども挙げていきたいとおもいます。自分で撮った写真に詩や短歌を乗っけたりもしますよ。 SNSはやってますが、詩メインのスペースを持ちたくなってここにやってきました。すごーく昔似たよう…